楽しさ

 10年ぐらい楽しい感情を感じていない。常に憂鬱であることが当たり前になってしまい、憂鬱でない自分が想像できない。でも、これまで生きてきた二十数年間、常に憂鬱であったわけではない。家族旅行や病気の時に優しく看病してくれた母、小中学校の修学旅行など、楽しい思い出も多くある。しかし、今の私はその時楽しかった私が自分とは別の存在のように感じわれて、楽しいという感覚を理解することができない。この先、楽しく感じられるときを手に入れるために勉強することが今の生きる目的となっている。